平成23年度事業計画書 財団法人JKAとして4年目を迎える本財団を取り巻く環境は、内外とも厳しさを増してきている。国内景気は、雇用情勢の悪化やデフレ傾向を背景に厳しい状況が続いており、先行きについても同様な状況が予想され、平成22年度の競輪・オートレースの売上もより深刻な減少が続いている。 このような状況下、補助事業については、行政刷新会議による事業仕分け及び「産業構造審議会車両競技分科会車両競技活性化小委員会・JKA補助事業及び交付金還付事業のあり方検討ワーキンググループ」での審議結果をふまえ、補助事業審査・評価委員会で十分審議し、大幅な見直しを行うとともに、審査・採択のプロセスについて広く伝えることにより、透明性・公平性を高めた。 競輪においては、危機的状況となっている競輪事業の再生に向け、「産業構造審議会車両競技分科会・競輪事業のあり方検討小委員会」で事業全体の抜本的な見直しが行われているところであり、その審議結果を踏まえ、競輪界全体の構造改革に積極的に取り組んでいく。 そのような中、競輪事業を再生させるために、中期的視点に立って市場のニーズに適合した競輪開催規模への移行や新たなお客様の獲得や若年層へのアピールを狙いとした新しい商品の開発・提供を積極的に推進し、競輪再生の中心的役割を果たしていく。 重点事業項目としては、
などを積極的に推進する。 オートレースにおいては、電話投票の売上げが前年比を上回って推移しているが、本場、場外の落ち込みをカバーするには至らず依然として売上減少が続いている。このため事業の存続に対する危機感が高まり、昨年度業界全体で第2次構造改革実施の決定を行ったが、本年度においては、競走の安全確保を図りつつ、その着実な実行を中心に所要の施策を実施する。 重点事業項目としては、
などを積極的に推進する。
第1部 競輪に関する事業 1.競輪の振興、国際化及び効率的な実施のための施策の調査研究、企画立案並びに総合調整 第2部 オートレースに関する事業 1.オートレースの振興及び効率的な実施のための施策の調査研究、企画立案並びに総合調整 第3部 補助事業 目次 / 1-1 / 1-2 / 1-3 / 1-4 / 1-5 / 2-1... / 3-1... / 4-1 |