4. 競輪の公正かつ円滑な実施に資する事業 (1)開催業務の改善研究、連絡体制の強化 競輪の実施方法のさらなる改善研究のため、業務部門別の改善研究会を実施するとともに、(財)日本自転車競技会との連絡体制の強化により、開催現場の実情把握に努め、競技の公正・円滑な実施を図る。 (2)審判員、選手及び自転車の登録並びに検車員、先頭誘導選手の認定 @登録 審判員、選手及び自転車の登録及び登録更新を行うとともに、不適格な者及び自転車の登録の消除を行う。また、第95回生から基準タイムを短縮した新たな合格基準により選手資格検定を行う。 A認定 検車員及び先頭誘導選手の認定を行うとともに、不適格な者の認定の取消を行う。 B審判員の級別認定 審判員を対象に、知識及び経験等その能力に応じて級別の認定を行う。 (3)開催執務員の養成及び訓練 @養成 審判員になろうとする者に対して、専門的な知識・技能を修得させるため、養成教育を行う。また、検車員になろうとする者に対する養成教育を行う。 A訓練 競技の実施に関する業務に従事する者に対して、中央講習会、地区研修会等を行う。また、審判員のうち基幹業務に携わろうとする者に対して、基幹審判員講習会を行う。 (4)選手の養成、訓練及び表彰 @養成 第95回生より卒業基準の厳格化に基づいた養成・教育を行い、併せて、日本ナショナルチームのトレーニング理論を踏まえた教育カリキュラムによる養成を行う。 A訓練 競輪の公正確保と競技秩序の確立を図るため、競技規則の遵守とモラルの向上を主眼として、全選手を対象とした教育訓練を行う。また、選手の技術向上を目的とした(社)日本競輪選手会が行う技能訓練、新人教育訓練、特別指導訓練等の事業に対して必要な助成を行う。 B表彰 競走成績の優秀な選手及び功労のあった選手の表彰を行う。 (5)選手の出場あっせん及び級班別の決定 @選手の出場あっせん 競輪に出場する選手のあっせんを行う。 A選手の級班別の決定 選手の競走成績を級班別審査期間毎に審査し、級班別を決定する。 (6)事故防止と公正確保 関係団体と協力して、競走の一層の公正・円滑な実施を確保するため、選手の健康管理等の充実等を図るとともに、関係団体が実施する訓練、講習会等を通じて、事故防止の徹底を図る。 また、不適正な行為があった選手に対しては登録消除、出場あっせん規制等の適切な措置を講じ、これに必要な調査、情報収集等を行う。 (7)選手共済制度に対する助成 選手共済制度の円滑な実施を図るため、必要な助成を行う。 (8)交付金還付の実施 特定活性化事業として経済産業大臣が認定した事業の費用について、当該事業の行われた年度の交付金の合計額の1/3を上限として還付する。 (9)自転車の部品等の安定的な供給・確保 競輪で使用する認定部品の確保に支障を生ずることがないよう、部品の安定確保策を検討するとともに、市販競技用部品の追加認定の可否について調査研究する。 目次 / 1-1 / 1-2 / 1-3 / 1-4 / 1-5 / 1-6 / 2-1... / 3-1... |