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平成20年度 事業計画(競輪関係)

第1部 競輪に関する事業

1. 競輪事業の活性化

(1)魅力ある競走の提供

@GT・GU等の改善

統一的広報の展開、お客様等の声を形にして運営に反映させていく仕組みづくりを推進する。また、必要に応じて概定番組等の見直しを行い、順次運営に反映させる。

AS級S班制度の浸透・定着

S級S班の選手ユニフォーム等を他の選手より際立たせ、競輪選手の顔として積極的にPRする。

B外国人選手の参加促進

外国人選手の参加による競輪の国際化を図るため、短期登録選手制度を導入する。

CFT・FU12R制の円滑な運用

平成20年1月からの12R制実施を踏まえ、必要に応じて関連制度の見直しを行う。

D競走の魅力アップ

現在の競輪をより魅力的なものとするため、お客様の声を踏まえ、所要の見直しを行う。また、新規顧客獲得に向け、競技スポーツ性とマーケットニーズを勘案した新たな競走の導入可能性について研究する。

E審判放送要領の見直し

お客様の立場に立った、わかりやすい失格・非失格の理由説明等、全国統一の審判放送の徹底を図るため、審判放送要領の見直しを行う。

Fルール等の見直し

違反点累積による制裁措置について、実施状況の検証結果を踏まえ、所要の措置を講じる。また、落車を伴わない失格基準の簡明化をはじめ、お客様の声を踏まえたルール等の見直しを行う。

G標準誘導タイムの遵守

競走全体のスピードアップを図るため、先頭誘導選手の標準誘導タイムの遵守状況について定期的に実態把握を行い、その徹底を図る。


(2)利便性の向上と販売ツールの拡充

@KEIRIN.JPの利便性の向上

オフィシャルサイト「KEIRIN.JP」の画面表示や操作方法について、利用者の要望に応えた改善を行うとともに、情報提供を充実し、利便性の向上を図る。

Aインターネット動画配信の拡大

インターネットによる競走映像の規格統一化により、集配信システムの効率化を図るとともに、画質向上に向けた取り組みを行う。

B場外車券売場の設置

場外車券売場の設置にあたっては、施行者と連携をとりつつ、市場規模、集客性、収益性、利便性、地域貢献、新しい市場開拓の可能性等を勘案して効果的な設置展開を図る。


(3)トータリゼータシステム(TZS)及び競技映像提供システムの効率化

車券の発売及び集計を行うトータリゼータシステムについて、業界標準となるインターフェースの策定など、より効率的な設置・運用の実現に向けた取り組みを行う。

また、競技映像などの提供システムについて、IT技術の進化等を踏まえた効果的・効率的な展開を行うべく検討を行う。


(4)経営改善等調査研究事業

@ベンチマークの整備

顧客動向、売上動向、開催経費など競輪事業の経営に関する定量的なベンチマークを提供する体制を整備し、施行者等の経営改善を支援するため、ベンチマークの見直し、基礎データ更新及び追加検証を行う。

Aマーケティング調査の実施

商圏の地域特性に着目したマーケティング調査を実施し、既存顧客の動向来場促進及び新規顧客の獲得を目指して、競輪のあるべき姿を模索する。

また、開催前に設定した売上目標に対する実績について、売上動向の分析を行うとともに、劇的に変化している競輪の売上構造の状況、とりわけ電話投票に着目した調査を行う。


(5)施行者代表会議の開催

本財団と施行者との共通理解を深め、競輪事業の活性化、運営改善に資するため、競輪事業全般について施行者代表と意見交換を行う。


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