平成21年度事業計画書 一昨年10月、財団法人日本自転車振興会としてスタートを切った本財団は、平成20年4月1日に日本小型自動車振興会よりオートレース事業を承継し、名称も新たに「財団法人JKA」と改め、競輪に関する業務とオートレースに関する業務を行ってきている。 平成20年度の競輪・オートレース事業は、前半、堅調に推移したものの、後半に入り、世界的な金融危機による景気悪化を受け、ファン一人当たりの購買額の低下などの影響により、売上減少に歯止めがかからない厳しい状況が続いている。 今後の日本経済の先行きは、当面悪化が続くとみられており、平成21年度の競輪・オートレース事業を取り巻く環境は一段と厳しさを増すものと予想される。 このような厳しい状況下、両事業とも、本場、場外の売上げ減少傾向が続くなか、インターネット投票のように、前年比100%を超えるなど堅調な売上げが続いているものもある。 平成21年度は、「売上げ浮揚を実現する」ための、中期計画作りに着手する年と位置付け、今後来るべき機会や環境変化に即応できる体制を整えるとともに、インターネット投票のように堅調な売上げが続く事業を積極的に推進するとともに、売上増に繋がる活性化策を研究することとする。 また、関係団体とこれまで以上に連携しながら、事業推進の牽引役として役割を果たしていく。 本年度の共通テーマとしては、魅力ある競走の提供、情報提供の充実と利便性の向上、効果的かつ効率的な広報事業の展開、公正かつ円滑な実施に資する事業、などを掲げ、
オートレース事業における重点事業項目としては、
などを積極的に推進する。 第1部 競輪に関する事業 1.競輪の振興、国際化及び効率的な実施のための施策の調査研究、企画立案並びに総合調整 第2部 オートレースに関する事業 1.オートレースの振興及び効率的な実施のための施策の調査研究、企画立案並びに総合調整 第3部 自転車、小型自動車その他機械工業の振興に関する事業 平成21年度機械工業振興補助事業の補助方針に基づき、国の取り組みよりも先駆的な取り組みが必要となる調査研究や技術開発、国による本格的な研究開発の前段階に当たる技術シーズの研究及び国よりも更に機動的かつきめ細やかな地域の中小企業の支援等の分野に対して必要な補助を行う。 また、時代のニーズを先取りした補助事業の新展開に関する調査研究を行い、平成22年度の補助事業へと反映させる。 詳細は、別冊「機械工業振興補助事業計画書」による。 第4部 体育事業その他公益の増進を目的とする事業の振興に関する事業 平成21年度公益事業振興補助事業の補助方針に基づき、体育、医療・公衆衛生、文教・環境等公益の増進、社会福祉の増進、非常災害の援護等、地域振興に関する事業の分野に対して必要な補助を行う。 また、時代のニーズを先取りした補助事業の新展開に関する調査研究を行い、平成22年度の補助事業へと反映させる。 詳細は、別冊「公益事業振興補助事業計画書」による。 目次 / 1-1 / 1-2 / 1-3 / 1-4 / 1-5 / 2-1... / 3-1... / 4-1... / 5-1 |